ベスト3百貨店:2021年決算の経営指標と株主優待、友の会を徹底比較!

金 融

百貨店の人気売上ベスト3は?

  1. 高島屋
  2. 大丸松坂屋百貨店
  3. 三越伊勢丹

となります。

前年度も比較していますのでよろしければご覧下さい。

人気ベスト3百貨店の決算書と株主優待・友の会を徹底比較! | ★アラフォー女性がより輝ける未来づくりFP☆ (kiyoko-blog.com)

この3社の百貨店さんの経営情報をつかい、2021年決算の経営状況から利益率などの経営指標の基礎を知り、株主優待や友の会まで徹底比較していきたいとおもいます。

経営指標で3社比較

総資産

まずは総資産です。

総資産とは現預金や受取手形、売掛金、在庫である商品、あと建物、備品や土地などがあります。

金額を比較すると大丸松坂屋(前年度も大丸松坂屋)が資産家ということになります。

売上

でもこの期で一番売上げているのは三越伊勢丹(前年度も三越伊勢丹)です。

ここで総資産と売上の関係で総資産回転率というのがあります。

売上/総資産

資産をどれくらい効率的に使って売上をあげているかという数値です。

数字が大きいほうが効率的に売り上げに結びついているということです。

ぱっと見でも総資産はそんなに大差がないようにみえますが、売上が全然違いますね。

大丸松坂屋の方が資産も多いにも関わらず、売上が3社のなかでは一番売上が少ないです。

売上も多いですが、それに加え総資産回転率がいいのは、三越伊勢丹(前年度も三越伊勢丹)となります。

売上総利益

それに続き売上総利益は、売上と仕入れから差し引いた額ですが、三社ともマイナスです。

コロナで集客が見込めなかったには周知のことですが、マイナスを抑えたのは高島屋(前年度は三越伊勢丹は利益が多かった)です。

粗利益率は、売上と仕入れから差し引いた利益を売上で割った数字です。

売上総利益/売上

売上総利益だけみていても儲けたのかどうかの判断基準には乏しいです。

なぜかというと売上が多い企業と少ない企業が同じ売上総利益なら、売上が少ない企業の方が利益幅は高くなるということです。

今回はマイナスになっています。(前年度は大丸松坂屋が高い)

当期利益率は、売上から仕入れはもちろんのこと給料や広告宣伝費、消耗品などの販売費や一般管理費、他にももろもろ直接売上に関係ないような経費など全体の経費から売上を割った数字です。 

当期利益/売上

これも今回はマイナスです。(前年度は大丸松坂屋が高い)

やはり、今期は昨年の4月から5月にかけて全店で(食品フロアを除く)臨時休業を実施

や、数回の緊急事態宣言により売り上げが減少したことによります。

渡航制限で訪日外国人数が大幅に減少したことで高島屋ではインバウンド売上は前年から

91.3%も減少したようです。

株主に関係してくる配当性向

1株あたり当期利益とは当期利益を株数で割った数字です。

投資家という立場からみると企業の収益性をみるのに重要な指標です。

配当性向は1株の利益当たりに対して配当がどれだけ株主にいきわたっているかを示した額です。

割合が多くなるほど株主に還元しているかということです。

1株当たり配当/1株当たり当期利益

今回は当期純利益がマイナスなので配当性向は計算していません。

前年度は大丸松坂屋が高い)

株主優待

株主優待はどの百貨店も100株以上で株主優待カードがあり10%割引です。

(各々買い物の限度額は株単位によって違いがあります)

優待カードを提示すると各店の有料文化催事が無料入場になるようで、大丸松坂屋は「パルコ」買物優待券(100円割引)40枚もあります。

友の会

毎月の掛金を1年かけたら1月分がボーナスとしてもらえます。

よく百貨店で買い物へ行かれる方は入っておいたほうがお得です。

一番少額の5,000円でも12回60000円で1月ボーナスなので合計65000円がはいります。

銀行の利息では考えられない利率となります。

三越伊勢丹が金額の幅が多いです。あと6ケ月積立もあるようです。

株主優待と友の会の併用

唯一、併用できるのは高島屋です。

友の会で貯めた積立で株主優待を使って買い物できることになります。そこへ10%オフになるのですから大きいです。

オンラインショッピングでも使用することができます。オンラインショッピングでも友の会の会員番号と株主優待カードの番号を紐づけしておけば、支払い時に友の会と選択するだけで10%オフとなります。

百貨店の所在地はやはり人口が密着しているところに点在しているので今般の事情により外へ出ることなくネットで購入できるのもうれしいです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

上場している会社は沢山ありますが、四季報をみても知らない会社も多いです。

同業者を比較するのはわかりやすいと思います。

小売店である百貨店だとイメージしやすかったのではないでしょうか。

総資産、売上、当期利益、総資産回転率、配当金は、前年度と変わらなかったですが、

やはりコロナによる臨時休業などで発生した固定費などが圧迫し2021決算(2020年度)はマイナスとなりました。

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