一般NISAが見直され、新NISAへ改訂されるようです。
そもそもNISAとは・・・。
証券会社を口座を開設・NISA申込→ 上場株式・株式投資・ETFなど購入 → 配当・売却収入!!
本来、配当や売却益にかかる税金が(20.315%)かからない制度です。
現在、運用されているNISAは3種類です。
- 一般NISA
- つみたてNISA
- ジュニアNISA(運用者も少なく2024年でうちきりになるので割愛します。)
簡単に現在のNISAを説明します。
- 一般NISA
・上場株式等(株の購入)
・20歳以上
・1人1口座のみ
・NISA口座内の配当等と譲渡益に税金がかからない
・1年の上限額 120万
・投資期間は最長5年・2023年まで
(2020年→2024年終了)
(2023年→2027年終了)
- つみたてNISA
・株式投資、ETF等(投資信託の購入)
・20歳以上
・1人1口座のみ
・NISA口座内の配当等と売却益に税金がかからない
・1年の上限額 40万
・投資期間は最長20年・2042年まで
(2020年→2039年の20年間)
(2042年→2061年の20年間)
*投資期間が25年に延びる可能性もあるようです。
(2020年→2042年の23年間)
(2042年→2066年の25年間)
一般NISAとつみたてNISAは併用できませんが毎年選択は可能です。(面倒ですが・・・)
メリットとデメリット
- メリット
もちろん税金面です。
- デメリット
・NISA口座以外に一般口座があれば合算できず、たとえNISA口座でマイナスになったとしても一般口座のプラスで補填できません。一般口座のプラスが課税(20.315%)されることになります。
・NISA口座はそもそも税金がかからないのでマイナスになっても損失を翌年に繰り越すことはできません。(一般口座なら3年繰越損失で補填できます)
・NISA口座しか持っていない方は、上記2つは関係ないですが、あえてデメリットといえば投資期間終了後、もし売却せずに一般口座に振替えられた場合に時価振替で損する場合もあります。
例)NISAで購入時120万、時価(投資期間終了時)100万→一般口座、特定口座へ振替される。その後に120万で売却。120-100万=20万の売却益に税金がかかります。もし、はじめから一般口座なら120万-120万=0で税金が全くかからなかったんです。
金融庁*NISA概要

さて、今回の新NISA(仮称)とは
2023年一般NISAが終了後、翌年2024年から”一般NISA”と”つみたてNISA”の折衷のような2階建てのNISAです。
- 新NISA
・上場株式等、株式投資、ETF等
・20歳以上
・1人1口座のみ
・NISA口座内の配当等と売却益に税金がかからない
・1年の上限額 ★2階 102万(上場株式・公募株式投資信託等) ★1階 20万(つみたてNISAと同等)
★原則、1階部分の積み立てを利用すれば、2階が利用できるようです。しかしNISA口座を以前から持っている方や投資経験者は2階のみの利用でも可能のようです。
・投資期間は最長5年
・ロールオーバーできる予定(時価)
★ロールオーバーとは、投資期間の終了後(5年)に売却せずに残っている商品があるなら、また5年間NISAを続けることができます。1回きりです。
時価は投資期間終了時の価格、簿価は購入価格で引き継ぎます。
ロールオーバーの例)
・新NISA → 新NISA(時価で引継ぎ)
・新NISA(1階部分だけ) → つみたてNISAへ(簿価で引継ぎ)
・一般NISA → 新NISAへ(時価で引継ぎ)
注:ロールオーバーは手続きが必要です。

金融庁*令和2年度税制改革について
https://www.fsa.go.jp/news/r1/sonota/zeikaitaiko01.pdf
まとめ
さて、今からNISAをはじめようとお考えの方は個人的な意見ですが、つみたてNISAは堅実な長期的投資ですので(もし極端に下がるよう時は売却も視野に)年金や教育資金、もしもの為に無理なく積立てできると思います。証券会社によっては最低月1,000円~積立てできるようです。
ただ、2024年からの新NISAを利用されたいという方は今、一般NISAにされて5年の間に売買されるか、新NISAへロールオーバー(見込み)することも一つの案です。つみたてNISAを売却して新NISAを開設することも可能ですが、つみたてNISAの趣旨は長期運用にありますのでご自身の将来設計にあった方法でNISAをされるのがよいかと思います。
*NISAの金額や期間、ロールオーバーについては定期的に改正されたりしていますので、2020年10月現況の説明になっております。ご了承ください。また相場の変動や金利差により損失が生じる場合がありますのでご自身の判断と責任においてお取引いただきますようお願いします。
こちらも参考にしてください。
コメント
40歳女です、いちおう個人事業主の為、
年金がわりにiDeCoか積み立てNISAをそろそろ始めようかと考え中です。(国民年金基金はやってます)
目的が老後の資金ならiDeCoな気がしてますが、どうお考えでしょうか?
もう少しお金に余裕ができたら両方やりたいところですが💧どちらかにしぼるなら…という感じです。
はじめまして。コメント有難うございます!!
iDeCoかつみたてNISAで悩みますよね。
現在、iDeCoの執筆中ですので良ければ後日ご覧ください。
さて、目的が老後の資金というのは一番大切なことだと思います。
あとはそれぞれの制度の違いがあるのでご自身のライフスタイルと合わせるのがいいと思います。
つみたてNISAは年40万限度(月3万程度)で20年投資期間なので現在の年齢から始めるとまさしく目的として利用できるので気軽にするにはいいと思います。
iDeCoは、60歳まででなにせ解約できません。減額や投資商品の変更はできます。
しかし、税金面だけ考えるとiDeCoの方がメリットがあると思います。
自営業をされているので月68000円可能ですが、国民年金基金をかけてみえるので差し引いた額が限度です。
もしもですが、概算で考えてみました。
例)年収350万 NISA月3万円(単利10%儲けた!) iDeCo月3万円(単利10%儲けた!)
NISA 月3万×12ケ月×20年=720万 譲渡益72万に税金かかりません。(配当も非課税)
iDeCo 月3万×12ケ月×20年=720万 譲渡益72万 受取方によって計算方法が違ってきます。
退職として一括受取 20年×控除40万=800万以上の受取額がないと税金かかりません。
年金として分割受取 10年分割なら 720+72万=792万 ÷10年 受取は80万程度
もし公的年金は65歳受給として60歳からはiDeCoだけとするなら控除は60万 80万-60万=20万
もし他に所得がなければ非課税です。他の所得と合算して48万までなら税金かかりません。
受取に関してはどちらも概算税金はかかりません。
iDeCoは毎年の確定申告で税金控除があるのがメリットです。
年収350万、月3万×12=36万
所得税36万×5%と住民税36万×10% 5万4千円も減税されます。
これを20年間だと100万以上だから大きいですよね。
生命保険より税額控除が多いからなのか(商売敵)知り合いの保険外交員はiDeCoに後ろ向きです。
でも私はあまり保障のない保険(養老保険のような)よりiDeCoのが運用がいいと思いますし、銀行の定期預金よりiDeCoやつみたてNISAのが断然いいと思います。
しかし、iDeCoは余裕のあるお金があるか絶対この金額を貯めたいとかでないと、60歳までの解約不可なのがやはりネックです。金額の変更はできますが手数料がいると思います。
投資する商品にもよるのでなんとも言えないですが、確実に元本保証したいならiDeCoでも定期預金があります。
確実に今の商売をずっと続けて、収入も確保できるのであればiDeCoにされるのはいいと思います。やはり無理なくがポイントです。
つみたてNISAは投資勉強のためにもいいと思います。私個人の意見ではSBI証券が投資商品の数も多くていいですよ。
はっきりどちらとは言えないですが、金額は調整できますので、私は絞るのではなく数万無理しない程度のiDeCoと解約もできるNISAを同時並行でされるのがいいと思います。
あと投資商品はどちらも安定的なインデックスファンドの投資信託があるのでそちらを選ぶといいと思います。
不明点などあればまたどしどしお願いします。
ありがとうございます
リスク分散する為にも、金額少なめで並行するっていう感じですかね。
“投資”っていうとやっぱり手を出しづらい…😅でもただ貯金するよりかは、やっておいた方がいいですよね。