日本円を銀行へそのまま預けておいてもさほど利息はつかないですね。
もしかして元本割れ?になるようなこともあるかもしれません。
元本割れ?
そんなことないでしょう!
元本割れしないから投資信託や株などの投資はせずに預金に定期しているんです!って、反論されそうです。
確かに数字上は、元本割れしません。
100万円預けていれば、ほんの気持ち利息がつき100万円を割れることはないのです。
でも、もし日本がインフレになれば、物価が上昇し、同じ値段で商品が買えなくなります。
え??今、デフレだよね?
数年前から物の価値が下がりデフレ脱却なんて言葉がメディアでも取り上げられていましたが、コロナ禍が収束してもこれから何がおこるかわかりません。
世界経済の需要超過になれば、円の下落によるインフレが想像できます。
リスク分散のために。
そのためにも日本円以外の外国株や投資信託、金、または暗号資産へリスク分散をしておいた方がよいと思います。
でも、外国株や外国債、投資信託って最初の購入って勇気が要りますよね。
証券会社の口座開設・・・。
金融商品の中身と・・・。
投資しようを計画していてもなかなか前に進まないのではないのでしょうか。
証券会社の口座開設をするだけでもどの証券会社がいいのか?
これだけで資料収集に時間がかかってしまいます。
並走して手はじめにまずは、外貨預金を購入してみてはいかがでしょうか?
外貨預金であれば銀行で比較的安易に購入できます。
レートは日々変動しているので購入しようとした時が買いです。
株はどうしても買うタイミングを逃すと機会を逸してしまいますが、外貨預金であれば多少の変動はあれ株より購入しやすいと思います。
為替レートと為替コスト
レートは各銀行によってちがいますし、買付レートTTS(円からドルへ)と売却レートTTB(ドルから円へ)でもレートはそれぞれ違います。
ドルを購入するのであれば、
例えば1ドル=100円を
まずは日本円で購入することができます。
10万円ならば、10万÷100円=1,000ドル購入できます。
ただ購入には為替コスト(手数料)がかかります。
気をつけること
注意したいのは、
- 為替の変動でもちろん元本割れをする場合があります
- 為替コスト(手数料)により元本割れすることもあります。
- 預金保険制度の対象外です。
もし破綻しても1,000万円までは預金保護法によって守られますが、外貨預金は対象外です。
個人的には地方銀行への外貨預金預け入れは控えた方がいいと思います。
ネット銀行の方が為替コストもだんぜん安いです。
SBIネット銀行であれば、片道(買う時、または売る時)1ドル4銭の為替コストです。
1,000ドルなら4,000銭ですので40円です。
ちなみに以前、地方銀行に預けていたときは1ドル2円でしたので為替コストは50倍です!
しかも売却レート自体もSBIネット銀行の方が高いので、より売却額が多くなりました。
購入時は、円高ドル安
売却時は、ドル高円安
利益が出たら
売却額 ― 購入額 = 為替差益が出たら雑所得となります。
*為替コスト(手数料)も購入額に含めます。
税金払うの?と思われるかもしれませんが、
一般的にサラリーマンの場合、雑所得となる金や暗号資産など合算して20万円以下であるのならば確定申告は不要です。
まとめ
日銀は異次元の量的緩和のために、株を買い始めたようです。
株を買うなんて他国の金融政策ではないようです。
債券より株のほうが乱高下しますので株が下落すれば、債務超過は間違いありません。
恐ろしいですよね。極論になりますが、もし債務超過になりハイパーインフレがおこれば、日本紙幣は紙くずです。
しかし白物家電で一世風靡した日本企業よりも、操作が簡単で単価が安い外国企業が参入してから数年以上が経ち、人の家電に対する考え方も変わってきました。
そこへFAANG時代 (Facebook, Amazon, Apple, Netflix, Google)が到来し、日本企業はITに乗り遅れた感があります。
実際、海外では無人タクシーが走っているようです。日本は法整備が追い付いていないことに加え、
ITも遅れていて無人タクシーはだいぶ先になりそうです。いつの間にか“世界のトヨタ”も聞かなくなりました。
世界より技術が優れていた自国を知っているからこそ衰退はやはり認めたくないですが、
現実に乗り遅れた感はみなさんも肌で感じていらっしゃるのではないでしょうか。
もし日本が破綻したら・・?考えたくないですが、危機管理能力を身に着けておくのは必要だと思います。
そのためにも日本円をリスク分散しておいたほうがいいと思います。
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