生命保険は加入していますか?
何に加入すればいいのか分からない方もみえるのではないでしょうか?
生命保険は基本、実は3種類しかないんです。
・定期保険
・終身保険
・養老保険
この3つを抑えておけば、あとは付属で色々な保険がくっついているだけです。
3種類の保険はそれぞれどういう保険なのかを知れば重複して保険に加入するリスク
や、保険外交員の方のおしゃっている意味がわかります。
勧められたままの保険に漠然と加入するのはもうやめませんか?
“自分に合った保険”とは、これから将来に備えて本当に必要な保険です。
人生の中で色んなイベントがあります。就職、結婚、出産、マイホーム購入など。
その現在、将来のイベントを考慮して保険に入るようにしましょう。
もし自分が死亡しても金銭的に困る人がいないのなら死亡保険は要らないとか、
入院しても高額医療もあるので高額医療をはみ出した部分は自分の貯金を取り崩して
払える余裕があるのなら、医療保険に入る必要はないとか、イメージしてみましょう。
一昔前は、
決まった保険会社の外交員さんが
会社の昼休みに狙ってやってきて、
言い方悪いかも知れませんが、
特に新入社員さんは“カモ”にされる図式でした。
そういう私も20年以上前は“カモ“でした。
毎週、ザ・テレビジョン(小冊子)を持ってみえる、
いわゆる“保険のおばちゃん”から保険を加入し、
ほとんど知識もないままに保険に加入しました。
確か、当時医療保険がついていた終身保険だったような気がします。
退職して、1回も保険をつかうことなく、
若い時に加入する終身保険なんて無意味だと思い、
これから払い続ける事に違和感を覚え、そして解約しました。
当時、“保険のおばちゃん”に解約の理由すら、ちゃんと説明できなかったと思います。
そんな時代から今は、
窓口に行けば色んな保険会社の商品があり、
“自分に合う保険”を探してくれるのでいい時代になりました。
でも、注意しなければいけないのは、“自分に合う保険”が
本当に“自分に合う保険”なのか見極める必要があります。
その窓口に行って決めることができる保険会社は、
なぜ、あんなに沢山店舗を設けて、
家賃を払って、
なお人員も各店舗に数人確保してやっていけるのは、
その選択した保険会社からもちろん、
報酬をもらっているから成り立っているんです。
疑って考えると、
もしかしたら報酬の率が高い方を勧めているかも知れません。
真実は分かりませんが、
まあ、“保険のおばちゃん”がいなくなり、窓口に集約される訳ですから、
営業なしに窓口に足を運んで来てくれるなんてこんな有り難いことはない!
鵜呑みにせずに本当に“自分に合う保険”なのか?
そして、自分に必要な保険なのか?
踏みとどまって考えてみる必要があります。
変額終身保険?
勧められませんでした?
定期にしておいても利息はあまりつかないし、
老後2000万問題のために運用した方がいいから、変額終身保険がいいとか・・。
このパターン最近多いと思います。
実際、私も勧められました。
保険は実経済に合わせて商品をつくります。
今のように金利が低く、しかも自助責任の時代に則して変額保険を売りにしているのです。
変額保険は、
投資商品を保険会社が運用しているものと
死亡保険、満期保険と併せて売っているんです。
保険会社が、投資商品を運用しているから、そもそも手数料は高いです。
これは私の意見です・・・。
併せて売っているから、訳が分からなくなる。
投資商品ならつみたてNISAやiDeCoを活用すればいいし、
もし枠がいっぱいなら変額保険もいいかも知れませんが、
そもそも、別に証券会社で投資すればいいと思います。
証券会社の方が、商品数だって多いし、自分に合った投資を選択できると思います。
死亡保険は、もっとシンプルなのに加入すればいいと思います。
その生命保険が基本3つだけなんです。
話しは少し脱線しますが、
法人の保険は数年前に大改定されました。
返戻率が高いものに関して法人の経費にすることが、難しくなりました。
今までの保険商品が法人の役員さんたちへ売り出すことが出来なくなってきたのです。
税法に合わせて新しい商品を売り出しているでしょうけど、昔ほどのメリットはないので
現状、法人のお客さんは減っていると思います。
そうなると保険会社のターゲットは、法人ではなく個人になりますよね・・。
さて、本題に入ります。
保険の種類が多すぎて、
満期がいくら、
死亡したらいくら、
毎月の掛金がこれくらいなら何とかやっていける!
っていう所ばかりに注目して、
保険の種類には注意していないのではないでしょうか?
定期保険?養老保険?医療保険?個人年金?終身保険?
ただの商品名としてしか認識していないのではないのでしょうか?
解約したら、
金融類似商品と同じで分離課税の20.315%の税金がかかったり、
一時所得や雑所得、
または、源泉所得税10.21%の税率になるのか、
保険の商品によって、所得の種類が異なります。
解約や満期のときにかかってくる税金が違ってくるということです。
また、
同じ保険の種類でも受取方法(一括でもらうか、分割でもらうか)によって
税金の計算方法も違ってきます。
でも、
税金が出るほど
元本の掛金より満期保険金や解約保険金が多ければ保険に入った意味がある!
保険屋さんに手数料を支払っても元本割れしていないのですから、、、。
話しは戻りますが、
変額保険は、一時所得なので(場合によって異なります。)
普通に投資するより、税金が少なくなります。
そこを保険会社は売りにしているのでしょう。
普通に投資した場合は、分離課税で20.315%税金かかります。
極論、保険会社に手数料を払うか税金払うか・・ってことになります。
でも、保険には保険期間の縛りがあります。
多くの保険商品は、数年で途中解約すると元本割れします。
変額保険は、
10年以上かけても、
もしかして損するなんて・・・。
そもそも一体、なんのための保険?と思いませんか?
現在、保険商品は多岐にわたります。
何が何なのか分からなくなるのではないでしょうか?
ここでは、保険は基本3つだけでそれから組み合わせて保険は成り立っています。
この3つを抑えれば、“自分に合った保険”を選ぶことができるのではないでしょうか?
・定期保険
・終身保険
・養老保険
この3つの保険は、死亡保険です。
そこに貯蓄が絡んでいます。
定期保険とは
定期保険とは、定期なので期間の定めのある保険です。
満期がある保険です。
掛け捨てで死亡したら、いくらという保険です。
とても単純です。
掛け捨てなので保険料は安価です。
定期保険には、
- 定期保険
- 長期平準保険
- 低減定期保険
- 逓増定期保険
- 変額保険有期型など
終身保険とは
終身なので私の身が終わるまで=死去するまでという事なので一生払い続けます。
だから満期保険金はありません。
長生きすればある時点から死亡保険金が少なくなってきます。
これに貯蓄も入っているので自分のいいタイミングで解約するのが前提の保険です。
- 終身保険
- 定期保険特約付終身保険
- アカウント型保険(利率変動型積立終身保険)
- 変額保険終身型など
養老保険とは
貯蓄に重きをおいた死亡保険。
これを老後資金として保険をかけてみえる方もみえると思います。
保証期間が決まっており、死亡保険か満期保険金は基本同額を受け取ることができる。
- 養老保険
- 定期保険特約付養老保険
- 変額個人年金(終身)
養老保険と似ているのが、個人年金保険です。
どちらも死亡保険も満期保険金もあります。
保険期間中でも死亡保険金を満額受け取ることができるのが、養老保険です。
個人年金保険は、
死亡保険金はかけた金額が戻ってきます。
養老保険より貯蓄に強い保険です。
保険というより保険会社が運用している年金という感覚です。
生命保険ではないので、
年末調整の保険控除は、個人年金保険控除に該当します。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
生命保険はこの3つが基本です。
あまり複雑に考えずに、この3つに何が加わっているのか?
考えたら、保険会社の方のおしゃってみえることも分かるのではないでしょうか?
もしかして、重複しているような保険に加入しているかもしれません。
保険商品は実経済に合わせて新しく販売されます。
一度、”自分に合った保険”を見つめなおしてみてください。
もし、“自分に合った保険”ではないのであれば、元本と解約返戻金との兼ね合いによっては思い切って解約されるのも得策でしょう。
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